呼吸器内科・アレルギー科・内科

いわさきJクリニック

咳喘息(せきぜんそく)

どんな病気?

喘息と同じく気道の炎症による病態ですが、喘息と違い、喘鳴(ヒューヒュー、ゼイゼイ)や呼吸困難を伴わず、せきが唯一の症状となります。またホクナリンに代表される気管支拡張薬が有効であるというのもこの疾患の特徴となります。
 8週間以上咳が続く慢性咳嗽の約半数は当疾患ではないかといわれており、長引く咳の代表的原因といえます。
 成人の咳喘息は未治療のままだと3~4割が典型的な喘息に移行するといわれており、しかし正しい治療が介入されていれば、その確率は減少するとされています。

どんな症状がでるの?

長引く咳が唯一といっても良い症状です。8週間以上続くとか、いつも同じ時期に悪くなるとか、季節の変わり目や花粉の時期に悪いなどのエピソードは咳喘息を疑います。
 逆に風邪を引いた後、2週間咳が続いています、というエピソードはすぐに咳喘息を疑うものではありません。
 その他の症状がないことも咳喘息の特徴なので、咽頭痛や鼻水、特異な呼吸音や息苦しさなども、咳喘息のときは認めないことがほとんどです。
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どうやって診断するの?

治療的診断が実践的で有効です。気管支拡張薬を試してみて一週間以内に効果を認めれば、咳喘息と診断する材料になりますし、逆に気管支拡張薬を使用しても改善を認めなければ、咳喘息以外を考えます。
 その他にも気管支拡張薬吸入後に呼吸機能検査の改善を認めたり、気道分泌からアレルギーのもととなる好酸球を認めるなども診断の助けになります

どうやって治すの?

診断が確定すれば治療は吸入ステロイドが中心となります。これにより症状も改善しますし、今後の喘息への移行を防ぐことも出来ます。
 またロイコトリエン受容体拮抗薬も吸入ステロイドの変わりに用いたり、併用したりと利用する場面が多くあります。
 治療介入により症状は改善しますが、治療中断により再燃することも多く見受けられます。再燃を繰り返すようであれば、維持量を数年単位で継続することが望ましいです。

なにに注意したらいいの?

長引く咳の場合には一度咳喘息を疑って病院を受診するのが良いでしょう。8週間以上、せきが続く場合には急性感染症以外の原因を考えますので、自然治癒の可能性は少ないかもしれません。
 咳喘息と診断されれば、経過を注意深く観察する必要があります。一度の治療で咳喘息から開放されるわけではありませんから、かかりつけ医を見つけて病気と付き合っていきましょう。

当院では・・・

当院では長引く咳のみの症状場合、まず気管支拡張薬を処方し、治療的診断を行います。
 それにより咳喘息を強く疑う場合は、吸入ステロイドの治療を開始します。 
 治療を継続することで症状はコントロールできますし、喘息への移行も抑えられます。
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お問合せはTEL: 095-828-5556
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