呼吸器内科・アレルギー科・内科

いわさきJクリニック

感染性胃腸炎

どんな病気?

多くの場合原因はウイルスですが、ウイルスが体内に入ることで発症します。食中毒と似た症状となりますが鑑別は症状からだけでは困難です。
ほとんどの場合は自然に回復しますし、若くて健康な人の場合重篤化することはまれです。
 ただ、海外で感染して日本に持ち込んだ輸入感染症、国内で感染した場合でもO-157を疑う場合、高齢者で症状が長く続く場合などは注意が必要です。

どんな症状がでるの?

症状は典型的で、嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、食指不振、発熱、倦怠感、頭痛、関節痛などです。
血便をともなったり、高度の脱水を呈したりすると注意が必要です。
いわさきJクリニック

どうやって診断するの?

糞便を採取して培養検査をしたり、迅速診断キットを使って診断することが可能ですが、一般内科では症状と経過から臨床的に判断することが多いです。上記症状の場合は、ほとんどが食中毒か感染性胃腸炎かでしょうから、これらの場合はいずれも特別な治療法は少なく、対症療法が基本となりますので、必ず確定診断をしなければならないというわけではないと思います。

どうやって治すの?

感染性胃腸炎の場合、多くはウイルス性でウイルスを殺す、治癒する薬剤は存在しません。対症療法が基本となります。まず、十分な安静、休養、それから水分補給も大事です。単なる水よりはスポーツドリンクや経口補水液の方がより良いです。食事は若く健康な方ならば必ず摂らなければならないわけではなく、吐くくらいなら中止しても良いです。
 お薬は整腸剤を基本にその他の症状、発熱や嘔気、胃痛などそれらに応じたお薬を飲むことになります。

なにに注意したらいいの?

感染拡大で一番注意が必要なのは感染者の吐物下痢便ですが、健常者の場合、他人がそれらを触れることはあまりないでしょうから、そういった意味での注意はそれほど必要ではないかもしれません。本人、周囲の手洗い消毒を徹底し、症状が改善するまでは自宅で十分に休養することが重要です。

当院では・・・

当院では原因ウイルスの特定は積極的には行わず、症状に応じた点滴、内服の処方を行い、症状改善を目指します。
 また有訴時の食事内容に対する指導も行います。なるべく早く回復できるように病態管理に努めます。
いわさきJクリニック
お問合せはTEL: 095-828-5556
いわさきJクリニック